気持ちを形にして誰かに渡す、そしてスマイル通貨はあなたの元に。
今日はとあるイベントの前日準備の日。関係者以外にもたくさんの人たちが準備を手伝いに来ています。
イベントのリーダーはありがとうの気持でいっぱいです。
何とかお礼をしたい。でも使えるお金は限られているし、お金を渡すと相手に気を遣わせてしまう・・・。
そんなときにも「スマイル通貨」は使えます。
イベントリーダー「皆さん今日はありがとうございました。これ、益子内で色々使えるので役に立ててください」
お手伝いに来てくれた人に感謝の気持ちとして1000マッシが手渡されました。
「ぼく」は今日、知り合いが参加しているイベントなので何となく手伝いにきて、何となく1000マッシを受け取りました。
スマイル通貨を使う。
イベントのお手伝いでもらった 1000マッシ 。
さてどうしよう・・・。
いつも買い物にいくお店、何気に立ち寄るとそこには「スマイル通貨使えます」のステッカーが!
・キャベツ 200マッシ
・豚肉 300マッシ
「ぼく」は500マッシで今晩のおかず(野菜炒め)を作る事が出来ました。
スマイル通貨で自分に出来ることにチャレンジ。
何だか、マッシでちょっとだけ得した気分だ。
・・・マッシ、また手に入るといいな。
でも都合よくイベントのお手伝いがあるとは限らないし、マッシの為だけにお手伝いに行くのも変・・・。
自分で出来るサービスをしてマッシをもらうのってどうだろう・・・?
出来るのかな?よく分からないな・・・その前にまず「ましこスマイル通貨」をもっと知りたいな。
「ましこスマイル通貨」のサイトやチラシをチェックしてみると、そこには色々なマッシサービスの紹介が!
「なんだ、ぼくにも出来るじゃないか!」
そこには「ましこスマイル通貨」と交換出来る沢山のサービスが紹介されていました。
個人のサービスもあればいつも買い物にいくお店の情報も。
「僕は・・・そうだな、本業ではないけど大工仕事ならかなり自信がある。
近所の人で家の事でちょっと困っている人とかいないかな・・・?
まずは考えるよりも登録してみよう。」
「ぼく」は「ましこスマイル通貨」を使ったサービスをはじめました。
スマイル通貨が私たちの暮らしの中を巡ります。
それから半月ほどたって、近所の人から「庭にブランコを作ってもらえませんか」という問い合わせが来ました。
初めての注文です。
早速会って詳しい話を聞きました。
そして一週間後には木製のかわいいブランコが出来ました。
「ぼく」はブランコを作った代わりに 2000マッシ をもらう事にしました。
完成するまでに何度も会って話をするうちにすっかりそこのご家族と仲良くなっていました。今では時々お手入れをしがてらお邪魔をしてついでに一緒にお茶を楽しんでいます。
~数年後のお話し~
「ぼく」の「ましこスマイル通貨」を使った大工のサービスもだいぶ注文が増えました。
マッシを使う事にも慣れてきたので、スマイル通貨は今ではすっかり生活の一部です。
そんな「ぼく」には前からやってみたい事がありました。
町の中のみんなを元気にする小さなイベントの開催です。
でも、一人では出来ないので仲間を集めから始め、少しずつ準備を進めようやく開催までこぎつけました。
イベント当日、たくさんの人がお手伝いに来てくれました。
「ぼく」は皆さんへお礼に500マッシを手渡します。
大工のサービスで少しずつためたスマイル通貨です。
ふと気が付くと手渡す人の中に知っている顔を見つけました。
「ぼく」が初めてスマイル通貨を手にした時のイベントリーダーでした。
彼はとびっきりの笑顔でスマイル通貨を受け取ってくれました。
「ましこスマイル通貨」は巡り続けます。